大気圧を蛍光灯で確認

対象等

小学生から高校生まで

目的

大気の圧力を目で見て確認する

準備

古くなった大きめの蛍光灯、バケツ等の容器、水、軍手、金属のヤスリ

実験場所

水があるところ

方法

 古くなった長い蛍光灯をもらい、これを水を入れたバケツの中に入れ、垂直に立てます。

 軍手をして、口金に近い部分を、水中で金属のヤスリを使って少しずつけずり、切れ目を入れていきます。硝子の厚さは1(mm)弱だと思いますが、かなり固いです。

 焦らず落ち着いて削っていくと、ある程度の薄さになった所で、大気圧で水が勝手に中に侵入し始めます。このとき「シューッ」という音が聞こえますので目安になります。

 音が聞こえ始めたら、削る方は穴を広げるぐらいの気持ちでいいと思います。

 穴といっても、長さ5(mm)幅0.5(mm)ぐらいの亀裂程度です。この大きさになると、水はぐんぐん蛍光灯の中を昇っていきます。水に色をつけておくと見やすいのではないでしょうか。

 口金を取る方法もあるようですが、私はヤスリで削っていく方が手軽で安全な気がします。

注意点

 ・ きつく握りしめると蛍光灯が割れます

結果

 だいぶ前に行った実験なので、記憶が不確かな部分もあるのですが、ものすごい勢いで水が入り、あっという間に7割ぐらいまで上昇したように記憶しています

考察応用等

 ・ なぜ水が上っていくのか。(説明するのは結構難しいです)
 ・ 逆になぜ最後まで上りきらないのか
  
備考

 古い蛍光灯は学校の中にいっぱいあると思います。また大気圧の実験についてはこのほかにマグデブルグの半球という有名な実験器具があります



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