フレミングの左手の法則
対象等
中学生から高校生まで
目的
磁界中の電流に、一定の方向に力が働くことを目で確認する
準備
エナメル線 3m、エナメル線 15cmを2本、スタンド2台、U字型磁石、リード線、単三電池、電池ソケット
実験場所
教師実験として教室でやりました
方法
@ エナメル線で一辺5cmぐらいのコイルを作り、両端を紙ヤスリで削り、先端5mmぐらいを曲げて引っかけるようにします。
A 15cmのエナメル線の中央部5cmぐらいを紙ヤスリで磨き、輪を作ります。
B Aの輪をスタンドの鉄棒に引っかけ、磨いた部分が下部に来るようにして、ここに@のコイルを引っかけます。
C ぶら下がったコイルの下辺が、U字型磁石の中央に来るよう、スタンドの高さを調節します。
D リード線を輪になったエナメル線に接続し、電池に接続します。
注意点
・ 学校に古くから保管してあるU字型磁石は磁力が失われていることがあります。私はそこに円形のフェライト磁石を3つほどくっつけ、磁力を強化しました
・ コイルは生徒の目の前で巻きました。その方が臨場感があります。
結果
・ コイルはかなりの角度で跳ね上がります。
・ 実験をはじめる前に、黒板に模式図を書いて、どちらに跳ね上がるか予想させました
考察、応用
特にありません。簡単な演じ実験だと思いますが、実際に作ってみてコイルが動くのを見るのは新鮮な驚きです
ちなみにこの法則は左手の指の位置で教えることが多いと思いますが、私は生徒が覚えやすいように、「FBI」で教えています。Fが力、Bが磁界の向き、I
が電流の向きです。