偏光板を使った実験

対象等

中学生から高校生まで

目的

偏光板の原理と性質を知ると共に、その応用について調べる

準備


偏光板 2枚、定規やカセットケース等のプラスチック板 1枚、アクリル板 1枚、セロテープ、携帯電話等の液晶画面、水槽

実験場所

物理実験室

方法

@ 偏光板1枚を使い、まわりの景色を見てみる。どのように見えるか、以下に記入する。

A 窓ガラスに反射している室内の景色を、ガラスを斜めに見る角度から、偏光板を回転させながら見て、どのように見えるかを以下に記入する。(同様の実験は黒板に書いた字でもできます。太陽光が黒板に反射する角度で字を見ます)

B 携帯電話や電卓の液晶画面を偏光板を回転させながら見て、どのように見えるかを以下に記入する。

C 水槽の水面に太陽光を反射させた状態で、偏光板を回転させながらその反射光を見て、どのように見えるかを以下に記入する。
 
D 偏光板を2枚重ね、一方を固定し、もう1枚を回転させながらまわりの景色を見てみる。どのように見えるか以下に記入する。

E 2枚の偏光板の間にプラスチックの定規やカセットケースを挟み、一方の偏光板を回転させて、どのように見えるかを以下に記入する。

F なぜDやEのような現象が起きるのか、推定する。

G アクリル板にセロテープを1枚貼り、これを2枚の偏光板で挟み、片方を回転させてセロテープがどのように見えるかを以下に記入する。

H アクリル板にセロテープを数mmの間隔で少しずつずらしながら重ね貼りをして、幾何学的模様を作る。これを2枚の偏光板で挟んで観察し、テープの貼り方及び結果を以下に記入する。

I  教科書を見て、偏光板の原理を以下にまとめる。

J 実験が終了したら、、アクリル板からセロテープをすべてはがし、道具を片づける。


注意点

・ 特にありません。
 
結果
 
 生徒にとっては簡単な実験でありながら、不思議な現象に思えるようで、困難校の生徒でも一生懸命やります。

考察、応用等

釣りのサングラスやスキーのゴーグル、最近流行の3D映画の原理等まで話を発展させると面白いと思います



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