プラスチック・プリズムの製作
対象等
高校生
目的
自分たちの手でプリズムを製作し、光が分散することを確かめる
準備
方眼画用紙、はさみ、セロテープ゚、ポリエステル樹脂、硬化剤、カッターナイフ、紙ヤスリ、コンパウンド、200(ml)ビーカー
実験場所
物理実験室、化学実験室
方法
@ 方眼画用紙を使って右のような図形を切り取り、セロテープ゚を使って丁寧に組み立てる。
注 形が悪かったりゆがんでいたりすると光はきれいに屈折しません。また研磨が大変です。
A ビーカーにポリエステル樹脂を入れ、少量の硬化剤を加えた物を、静かに型の中に流し込む。
注 流し込むときに型が傾いたりしないように注意してください。
B 流し込んだら、静かに保管場所に移動し放置する。
C 数日後カッターナイフを使って、画用紙を丁寧
に取り去る。
注 表面に傷をつけないように注意
D 全体を紙ヤスリで磨く。紙ヤスリは裏の番号を見て、番号の小さい物(目が粗い)か
ら順に番号の大きい物(目が細かい)に変えていく。
注 紙ヤスリを机上に置いて、プリズム全体を持って、凸凹が生じないように注意しながら磨くこと
E 800番の紙ヤスリまで使ったら、指やガーゼにコンパウンド(ピカール)をつけて、丁寧に磨き上げ完成。
注意点
製作上の注意点は、上に書きました。硬化剤の扱いを慎重にしないといけません
結果
プラスチックの固まり具合がいまいちでした。硬化剤の量をきちんとしないと、うまく固まりません。またうまく固まった物でも、研磨が意外に難しく、光の分散実験までいたりませんでした
考察、応用等
残念ながら当初の目的は達成できませんでしたが、プラスチックが固まるという過程は、生徒も興味を持ったようです