対象等
高校
目的
・ 酵母菌とブドウ糖を反応させ、何が出来るかを調べる
準備
300(ml)ビーカー、三脚、金網、チャッカマン、試験管 1本、試験管立て、試験管ばさみ、温度計、スポイト 1本、顕微鏡、スライドガラス、カバーガラス
使用材料
薬包紙に入った酵母 0.5(g)、10%ブドウ糖溶液 5ml
実験場所
生物実験室
方法
@ 薬包紙に入った粉末状の酵母菌を教卓上から持って行き、色を観察し結果に記入する。
A 300(ml)ビーカーに半分ほど水を入れ、ガスバーナーで加熱し、40℃程度のお湯を作る。
B @の酵母菌を乾いた試験管に入れ、教卓上のブドウ糖水溶液をスポイトで5(ml)入れ、よく振る。
C Aで作ったお湯の中にBの試験管をそのまま入れ温め、試験管内の変化の様子を観察し、結果に記入する。
D 数分して、試験管内部に変化が観察できたら(泡が出ます)、試験管を試験管ばさみを使って取り出し、管口付近のにおいを嗅ぎ、結果に記入する。
E 試験管内の溶液をほんの少量スポイトでとりこれをスライドガラスに1滴だけ垂らし、カバーガラスをかける。
F Eを低倍率で観察してから、高倍率にして観察し、そのスケッチを記入する。
実験場の注意点
・ 特にありませんが、酵母菌を顕微鏡で見ると低倍率では砂粒ぐらいの大きさにしか見えません
・ 高倍率の場合は、密集しすぎていると見にくく、離ればなれになっている場合は、ちょうど良い大きさのものを探すのが大変です
結果
・ 試験管内にはかなりの気泡がたまります
・ 臭いはやはりパンの臭いに近いと思います
・ 出芽した酵母菌を探すのは結構大変です
考察、応用
・ 特にありません
生徒さんへ
・ ガスバーナーの扱いに注意してください
・ 酵母菌によって作られた化学物質は何かを推定してください
・ 顕微鏡で見ると、小さな粒粒にしか見えませんが、その中にもしかすると、ちょっと突起がある酵母菌を見つけることができるかもしれません(出芽と言います)