花粉の形と花粉管の発芽

対象等

高校

目的

・ 花粉の形、花粉管の発芽の様子を自分の目で観察する

準備

顕微鏡、スライドガラス 2枚、カバーガラス 2枚、ショ糖水溶液

使用材料

花粉(お茶、その他)

実験場所

生物実験室

方法

実験1 花粉の観察

@ スライドガラスにお茶の花を軽くぶつけ、黄色い花粉を落とす。この花粉1個を顕微鏡で観察しスケッチする。(カバーガラスはかけない)

実験2 ショ糖溶液を加えた花粉の観察

@ 実験1の花粉にショ糖水溶液を1滴加え、カバーガラスをかけ5分ほど待つ。水溶液で膨張した花粉を観察し、実験1の花粉との形状を比較しながらスケッチする。

A 多数見える花粉の中から、花粉管が発芽しそうな物または発芽している物を選び、スケッチする。(形が他と異なっていたり、酵母菌のように芽が出てきた物)

実験3 花粉管の観察

@ あらかじめショ糖溶液に浸してあった花粉を1滴取り、カバーガラスをかけ、花粉管が伸びている物を探しスケッチする。

実験4 花粉の観察(時間が余ったら)

@ 教卓上に置いてある各種の花の花粉をとり、スライドガラスにのせショ糖水溶液を一滴加え、カバーガラスをかけ観察、スケッチする。

実験場の注意点

・ 特にありませんが、単純に花粉をスケッチしろと指示すると、米粒のようなものをたくさん書く生徒がいます

・ 花粉一個を選んで丁寧にと指示したほうが良いです

・ あらかじめ黒板等で芽が出ている様子を教えておかないと、何を探したらよいか生徒は迷うと思います 

結果

・ 時期的な問題もあると思いますが、ちょこっと芽が出ている花粉を見つけることができます

考察、応用

・ 特にありません

生徒さんへ

・ 花粉は1個を丁寧にスケッチします

・ 芽が出ている花粉を探すのは大変なので根気よく

・ 目が疲れてきたら、数分休んでからまた観察してください



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