対象等
中学、高校
目的
・ ヒイラギの葉を使って、葉脈標本を作り、植物の葉脈の構造を観察する
準備
10%水酸化ナトリウム溶液、塗料、ハブラシ、新聞紙、ビーカー、バット、金網、三脚、ガラス棒、ピンセット、台紙、ラミネート機、保護眼鏡
使用材料
ヒイラギの葉 1人2枚程度
実験場所
生物または化学実験室
方法
「事前準備」
@ ビーカーに入れた水酸化ナトリウム水溶液を沸騰させ、この中に葉を入れ、15分程度煮沸する。
(ガラス棒で、葉が常に溶液内に浸るようにする)
A 葉肉がはがれてくるようになったら、ビーカーからバットに移し、水で何度かすすぐ。
「生徒実験」
B 水を少し入れたバットの中で、ハブラシを使って葉を優しくたたき、葉肉をとる。
(強くこすると葉脈が切れるので気をつける)
C 葉肉がとれたらヒイラギをピンセットでつまみ、新聞紙にはさんで、上から軽く押して水気をとる。
D 好みの色の塗料に浸して、染色する。
E 軽く新聞紙にはさんで余分な塗料を吸い取り、そのまま乾かす。
F 台紙に名前と作成した日付を記入し、その上に出来上がった葉脈標本をのせ、教員に渡す。(教員の方で、ラミネート加工をして、しおりの形で生徒に渡しています)
G 出来上がった葉脈標本をスケッチする。
実験場の注意点
・ 濃度の大きい水酸化ナトリウムを使いますので、ハブラシで叩いている時の溶液も塩基性になっています。溶液が飛び散り、目にはいると危険です
結果
・ きれいなしおりが出来ます
考察、応用
・ 生物の先生に教えてもらった実験ですが、ヒイラギ以外ではなかなかうまくいかないみたいです
生徒さんへ
・ 水酸化ナトリウム溶液の扱いに十分注意してください
・ 歯ブラシで叩くのは、丁寧にやらないと葉脈が切れてしまいます