ルミノール反応

対象等

中学、高校

目的

・ ルミノール反応を利用して血液を検出する

・ 血液以外で反応するもの

準備

ルミノール溶液、塩素系漂白剤時計皿、蒸留水、シャーレ、時計皿、試験管 2本、試験管立て、スポイト、ろ紙、はさみ、ピンセット、キッチンペーパー


使用材料

豚の肝臓、魚の内臓、大根片

実験場所

理科講義室、化学実験室、生物実験室、どこでも良いのですが暗幕が必要です


方法

@ 配布されたろ紙をハサミで4分割する。

A 時計皿に入っている豚の肝臓をピンセットでつまみ、このろ紙の断片の1枚になすりつける。さらにいったんピンセットを水洗いしてから、魚の内臓の断片を別のろ紙になすりつける。

B 残りの2枚に試験管に入った塩素系漂白剤と蒸留水をスポイトで数滴たらす。  

C 全員の用意が出来たら、ABのろ紙に暗所でルミノール溶液を順番にたらし、変化を  観察する。

D 4つが終了したら時計皿中の肝臓片と魚の内臓、大根片に直接ルミノール溶液を数滴加え変化を観察する。

実験場の注意点

・ ルミノール溶液は過酸化水素を利用するため、密閉した容器に入れない方が良いと思います。実験直前に用意し、生徒に渡すとき蓋をしました

・ 発光が弱い場合は、用意したルミノール溶液の過酸化水素の濃度を濃くすると良いようです

・ ただし濃度を濃くすると、肝臓では酸素を発生し、溶液が飛び散る恐れがあります。

・ 溶液中には水酸化ナトリウムも入っているので、目にはいると危険なため、今回は保護眼鏡を使用しました

・ ルミノール液は、あらかじめ実習助手さんに作っていただきました

・ 実験そのものは20分程度で終わってしまいます。

・ 発光の原理等は受験校なら説明できると思いますが、私はやっていません

結果

・ 青白い発光現象を観察できます

・ 豚の肝臓や魚の内臓は良く光ります

・ 塩素系漂白剤はルミノール液を加えた瞬間に良く光ります

・ 大根片も光るのですが、かなり暗くしないと見えません。私は生徒に手で覆って隙間から見るように言いましたは」

・ 肝臓や内臓は、ろ紙へのなすりつけ方によって発光の仕方がだいぶ変わるみたいです

考察、応用

・ 特にありません

生徒さんへ

・ 様々な犯罪の血液反応を調べるものと全く同じです



生物実験の表紙に戻る


物理屋の教育あれこれに戻る