電気分解

対象等

中学、高校

目的

塩化銅水溶液に電流を流し、陽極や陰極での変化を観察し、それぞれの現象が起きる 理由を考える

準備

塩化銅水溶液、300(ml)ビーカー、シャープペンシルの芯 2本、乾電池、プロペラ付きモーター、リード線 3本

実験場所

化学実験室

方法

1) 図のように塩化銅水溶液の入ったビーカーに、電源及びプロペラ付きモーターを接続したシャープペンシルの芯を静かに入れる。

2) 芯を入れる直前の溶液の色、入れた後のプロペラの様子、陽極、陰極のシャープペンシルの芯周辺の変化を観察する。

3) 3分ほど立ったらプロペラの回転の様子と溶液の色を最初の状態と比較する。

4) 続いて静かに芯を取り出し、芯の表面の変化を観察すると共に、ビーカーを持ち上げ、溶液表面の臭いをかいでみる。

5) 電池の正負を逆に接続して、再び芯を溶液中に入れ、プロペラの回転、溶液中の芯周辺の変化を観察する。

6) 3分ほどたったら再び芯を取り出し、変化を観察する。

実験場の注意点

・ シャープペンシルの芯が折れやすいので注意が必要です。炭素棒でもいいのですが、身近にある物質を使うことが面白いと思っています

・ 鉛筆の芯を取り出しても良いのではと思っています

・ 溶液表面の匂いは、深呼吸するとむせます。塩素ですから有毒です

・ プロペラを回し続けると、すぐに電池が消耗します

・ 低電圧電源を使えばいいのですが、実験装置が大掛かりになります

結果

・ だいたい教科書通りになります

考察、応用

・ 特にありません

生徒さんへ

・ 教科書に出ている実験です。参考にしてください

・ 観察するのは、プロペラの回転の変化、溶液の色の変化、芯の色の変化、溶液の匂いです

・ 上記のことから、なぜこのような現象が起きるのかを考える実験です



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