実験場の注意点
・ 中和点に達するまでに時間がかかるので辛抱できない班はいっきに入れて真っ赤にしてしまいます
・ 淡いピンク色になってもしばらくすると色が消えてしまうことがあります
・ ビュレット台の扱いは慎重に
・ ビュレットのメモリを読み間違える生徒がいます
結果
・ 酢酸水溶液の濃度の求め方
(水酸化ナトリウム水溶液の濃度)×(滴下量)=(酢酸水溶液の濃度)×(10ml)
よって
0.1 × (滴下量)= x × 10 が成立するので、このxが濃度を表す
考察、応用
@ 酢酸希釈水溶液の濃度の平均値を求めなさい。
A 希釈していない食酢の濃度を、上記@の数値から求めなさい。
B @で得られた2回目の濃度の値から、食酢中の酢酸の%濃度を以下の手順により求 めなさい。ただし食酢の密度を1(g/ml)とします。
@の濃度より、この食酢1(l)中に酢酸は( )(mol)入っている事がわかる。酢酸 CH3COOHの分子量は( )なので、このモル数は( )(g)に相当する。
一方、この溶液1(l)の重さは、密度が1(g/ml)であるから( )(g)となる。よって%濃度は、(溶質の重さ)÷(溶液の重さ)×100なので( )%となる
生徒さんへ
・ 神経を使う実験です。慎重に進めてください
・ 水酸化ナトリウム溶液を入れるとき、ビュレット代の上端はかなりの高さになっていますのでこぼさないように
・ 滴定はビュレット代の下部のコックを回すことで行いますが、これは回すだけで、抜いてはいけません
・ 中和点が近づくと、1滴たらした後の赤い色が消えるまでに時間がかかるようになります。これが中和点を求める目安です
・ ビュレットのメモリの読み方をあらかじめ調べておいてください