対象等
高校
目的
・ 酸化金属とアルミニウム粉を混合し点火すると、金属が還元されることを確かめる
準備
フイルムケース、ケーキ等の型取り用アルミカップ、三角架、ろ紙、三脚、チャッカマン、ビーカー、雑巾、薬サジ、磁石
酸化鉄、アルミニウム粉、硝酸カリウム、マグネシウムリボン
実験場所
化学実験室
方法
(１) フィルムケースに酸化鉄とアルミニウム粉を入れ、ふたをしっかり閉めよく混ぜます。
（２） 三角架にケーキの型どりカップを付け、中央にろ紙を入れます。
（３） 大きめのビーカーまたは水槽に水を入れ、底や側面を雑巾でカバーし、三脚の下に入れます。
（４） フィルムケース内の粉をろ紙の中に入れ、その上に薄く硝酸カリウムの粉を振り掛けます。中央にマグネシウムリボンを立てます。
（５） マグネシウムリボンに点火し、全体が燃焼すると還元された鉄がビーカー内に落下するので、これを取りだし磁石で磁性を確かめます。
実験場の注意点
・ 当然ながらかなり大きな火花があがりますから、点火後は少し下がらないと危険です
・ ビーカーに火の粉が降り注ぎ、それがガラス内に食い込み、ビーカーの強度が弱くなります
結果
・ ほんの一瞬ですが、激しい炎と火花が飛び散り、溶融した鉄がビーカー内に落下します
考察、応用
・ 酸化銅でもできるみたいです。（試したことはありません）
生徒さんへ
・ どうしても爆発や火花という派手な方に目がいってしまいますが、内が出来たかを観察してください