関東ローム層(赤土)を観察する

対象等

中学校、高校

目的

・ 近辺の関東ローム層を観察し、その中にはどのような鉱物が含まれているかを調べる

準備

土、携帯顕微鏡、蒸発皿、100(ml)ビーカー、ガラス棒、スライドガラス、B5上質紙、鉱物パンフレット

実験場所

地学実験室、体育館

方法

@  ビーカーの中に半分ほど水を入れ、ガラス棒でかき混ぜ、上澄み液を流しに捨てる。これを3回繰り返す。

A ビーカーの底に残った土の一部を薬サジで軽く1杯すくい、各自の蒸発皿に入れる。

B この蒸発皿に半分ほど水を入れ、指の腹で土をこするように洗い、上澄み液を捨てる。これを上澄み液が濁らなくなるまで繰り返す。

C 蒸発皿の底面に小さな黒っぽい粉のような鉱物が見えてきたら、その一部を薬サジでとり、スライドガラスにのせる。

D スライドガラスを、B5上質紙の白い紙の上にのせ、携帯顕微鏡で観察する。    
   
E 形の整った鉱物を見つけたら、その鉱物を丁寧にスケッチし、色鉛筆で色を塗る。

F 配布したパンフレットの写真を見て、その鉱物の名称をスケッチに書き込む。

G 終了したら、ビーカーの土はそのまま教卓上に戻す。蒸発皿とスライドガラスは軽く水洗いして戻す。

H その他の器具は最初にあった場所に戻す。

注意点

・ 関東ローム層の採取が面倒ですが、実験そのものは簡単です
・ 指の腹でかなりごしごしこすらないと、きれいな鉱物になりません

結果

ありふれた鉱物はすぐに見つかりますが、結晶構造がきれいに出ているものを探すのは結構根気がいります

考察、応用


・ 宇宙塵の発見の実験にも応用できます

備考

・特にありません



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