尿素で雪の結晶もどきを作る
対象等
中学校、高校
目的
・ 尿素を使って、雪の結晶もどきを作ってみる
準備
モール、はさみ、粘土、尿素 30(g)、100(ml)メスシリンダー、500(ml)ペットボトル、スポイト、水、ロート、洗濯糊、洗剤、クレンザー、霧吹き、新聞紙
実験場所
地学実験室または化学実験室
方法
@ モールを、クリスマスツリー、動物、花びらのような好きな形に加工し、粘土の台の上に立て、その下に新聞紙をひく。
A 尿素30(g)をペットボトルに入れ、これにメスシリンダーで計りとった50(ml)の水を加える。
B ペットボトルにふたをして、全体をよくかき混ぜる。(この混ぜ方が実験の成否を左右します)
C かき混ぜている最中のペットボトル表面の変化を観察し、結果に記録する。
D ペットボトルの底に溶けきらない少量の尿素が残っていることを確認してから、(すべて溶けきったら、さらに少量の尿素を加えて、ほんの少し溶けきらない状態にする)
E ペットボトルのふたをあけ、溶液にメスシリンダーで計りとった洗濯糊15(ml)と洗剤を1滴、クレンザーを小さじ1杯を加え、再びフタをしてよくかき混ぜる。
F フタをとり、溶液をロートを使って静かに霧吹きに入れ、モールで作った作品に吹きかける。
G 数分で結晶が析出してくるので、その様子を観察し、結果に記録するとともに、全体をスケッチする。
H 結晶の出方が少ないようなら、乾いてきたところでさらに霧吹きで溶液をかけると良い。
I 霧吹き内に溶液が余ったら、100(ml)ビーカーに入れ、班の名前を書いたラベルを貼って、自然乾燥させる。後日結晶が出来上がっているので、その様子を観察する。
注意点
・ 特にありませんが、吹きかける量が多いと、ごてごてした結晶のかたまりになってしまいます
結果
ペットボトル表面は溶解時の吸熱作用で冷えます
白い針状結晶が観察できます
考察、応用
・特にありません
備考
・ 気象関係の単元で行った実験です