石灰岩の研磨と化石の観察

対象等

中学校、高校

目的

・ 石灰岩を磨き、中に含まれている化石を観察する

準備

石灰岩、鉄製ヤスリ、紙ヤスリ、液体コンパウンド、新聞紙、拡大鏡、ルーペ、布(コンパウンド用と乾いた物、各1枚)

実験場所

実験室ならどこでも

方法

@ 教卓上の石の中から、出来るだけ凸凹の少ない平らな面があり、そこに化石が見えている石を選ぶ。

A 机上に新聞紙をひき、その上に目の粗い紙ヤスリをのせる。

B 紙ヤスリを手で押さえ、石灰岩の平面部分を軽くこすり、より平面に近くする。
    (石の粉が舞い上がるので、なるべく吸い込まないように)

C 平らになったら、いったん石と手を水洗いする。

D さらに目の細かい紙ヤスリで、平面部分を滑らかにしていく。紙ヤスリを細かくする毎に石と手を水洗いすること。

E 布に液体コンパウンドを垂らし、この布で平面部分を鏡のように滑らかにしていく。

F 滑らかになってきたら、乾いた布で磨き上げる。

G 出来上がったら、拡大鏡やルーペ、双眼実体顕微鏡で観察しスケッチする。

注意点

・ 特にありませんが、根気が必要です

結果

 きれいなフズリナの化石の形が見えてくるのですが、生徒にとっては単なる模様にしか見えず、インパクトはいまいちです

考察、応用

・特にありません

備考

・ 困難校で行った実験です。ヤスリで石を磨くという行為は生徒も熱中しますが、化石が見えたからどうなんだ、という部分で熱が冷めます



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